SAKERISE 閃光(SEN-KOU)720ml

価格 29,700(税込)

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閉じ込めたのは
海原を駆ける軽やかな光

大切な誰かとの食事に華をそえる日本酒

庄内の海を駆ける、軽やかな光をイメージして醸した「閃光」。 「暁光」に続くSAKERISEの第二弾商品です。庄内産の特別栽培美山錦を用いて、シャープでありながら滑らかな酸を穏やかな甘みと香りで際立たせました。引き算の発想で味わいの要素を絞り込んだ食事に寄り添う辛口の日本酒です。

優しく穏やかな香りと美山錦らしい伸びやかな酸と心地よい苦味。膨らみもありながら一瞬で消える「閃光」のごとき儚くも美しい余韻が、お食事の個性を引き立てます。

稲作指標 3.80㎡ / 720ml×1本あたり
楯の川酒造は稲作文化の縮小を食い止め、美しい田園風景を守ることをミッションとして「稲作指標」を導入しました。「稲作指標」とは、作品1本あたりを醸造するのに必要な田んぼの面積で、その商品の購入によって保存された田んぼの広さを表します。
 

おすすめの楽しみ方

ワイングラスならば小ぶりで、飲み口の薄いものを。また、薄張りガラスのコップも相性が良いでしょう。穏やかに湾曲していればなおのことで、優しい香りを取りつつ、味わいに注力できる酒器となるでしょう。
開栓直後はお酒の味わいが開かない場合もございます。
その場合は、冷蔵庫の中で保管し、開栓後2~3日空気と触れる時間を取ってみることをおすすめいたします。

商品情報

商品情報

原料米
契約栽培米美山錦100%使用
精米歩合
18%
使用酵母
6号
アルコール度数
15度
日本酒度
±0
酸度
1.4
アミノ酸度
0.3
内容量
720ml

味わいマップ

香り
穏やか
華やか
甘辛
甘口
辛口
濃淡
芳醇
淡麗
酸味
酸低
酸高

おすすめの温度

  • 冷酒

冷涼な気候で活きる「特別栽培美山錦」

磨き出す美しい酸の輪郭

農家の方々と直接契約を交わし、共に育って上げた[特別栽培 美山錦]。1978年に長野の地で生まれたあと、冷涼な気候に適したその栽培特性から東北の酒造りに深く関わってきた酒米です。
美しい酸と心地よい苦味を持つこの米を華やかであり軽やかな食中酒を目指した[閃光]の原料として選びました。

これまで私たちは酒米の個性を引き出すために自社精米にこだわってきました。
[美山錦]精米歩合18%。
固くて精米することが難しいこの酒米を約2週間もの間、丁寧に丁寧に磨き続けます。高精白でないと表現できない。上品でありながら爽やかな酸の輪郭を削り出しました。

庄内と共に

楯の川酒造は稲作文化の縮小を食い止め、美しい田園風景を守ることをミッションとして「稲作指標」を導入しました。「稲作指標」とは、作品1本あたりを醸造するのに必要な田んぼの面積で、その商品の購入によって保存された田んぼの広さを表します。また、一人一人の農家の方々と契約を交わし持続可能な米作りをサポートする「全量契約栽培」にも取り組んでいます。純米大吟醸における唯一の原材料であり、米農家の方々は酒造りにおける大切なパートナーです。農家の方々と直接コミュニケーションをとり、酒米の品質を高めていく先に私たちが目指す「限りなく純粋に近い日本酒」があるはず、そのような思いで全量契約栽培米による醸造に取り組んでいます。

ソムリエ山内氏が語る「閃光」




日本酒の楽しみ方は、決して一つではない。
SAKERISEでは、造り手の想いを届けると同時に、各分野のプロフェッショナルにテイスティングコメントをいただくことで、
幅広く奥深い日本酒の魅力をみなさまにお届けします。

 

テイスターのご紹介

湯島天神下 すし初

アカデミー・デュ・ヴァンSake Diploma 講師

第1回J.S.A. SAKE DIPLOMAコンクール 優勝山内 祐治 氏

今回、テイスティングコメントを頂いたのは、江戸前のお仕事とお酒との融合を実践する、湯島天神下 すし初の四代目、山内祐治氏。
山内氏は、J.S.A.sakediploma コンクールの初代優勝者であり、アカデミー・デュ・ヴァンにてSake Diploma講師を務められています。

テイスティング

外観と香り

柔らかく、さらりとした外観、清らかで落ち着いた香り。

色味は柔らかく、さらりとした印象でするするとグラスの中へ入っていきます。香りはシトラス系の香りも感じますが少し落ち着いた印象。ミントをのせたメロンやマスカットを思わせる香りが印象的です。そこに丁寧に炊いた米粥のもつ清らかさ、そして後に続くのは中振りの百合を思わせる花の香り。切りたてのブリアサヴァランのようなラクティックな印象も感じられます。お酒単体として自立しながら何かを支える芯の強さを持った存在感を持ちます。しかしながらその芯は太いものではなく、凛とした状態で張りがあり、食事に寄り添うものです。

味わい

しっかりとした味わいの輪郭と酸。
口に含んでまず感じるのは香りに比べてしっかりとした味わいの輪郭と酸の印象です。その煌めきはまさに「閃光」で、景色のコントラストをくっきりと強くさせ、ピンと張る音まで聞こえてきそうです。 お米の存在感はそこにあるものの、口に含むとそれほど主張を強くせず、食事に寄り添う姿で立ちます。また、煌めく様な酸と深みの印象によって、決して重たくはないものの溌剌とした体幹の強さを感じさせます。一瞬の煌めきが、残心の余韻を形造ります。 花火の後の火花の残像。 余韻は感じれば感じるほど長く喉に心に届く波となって、やがてゆっくりと引いていきます。

飲用シーン

空気まで整えられた飲食店での食事、記念のイベントに添えて。
空気まで整えられた様な飲食店で。選ばれた素材に技術を駆使した料理とともに。または、記念のイベントに凛と立つ花を添える様に。最初、ではなくむしろ食事が運ばれて後に真価を発揮する存在。

飲み方のご提案

おすすめの温度は10℃。飲み口が薄く、穏やかに湾曲しているものを。
ワイングラスならば小ぶりで、飲み口の薄いものを。また、薄張りガラスのコップも相性が良いでしょう。穏やかに湾曲していればなおのことで、優しい香りを取りつつ、味わいに注力できる酒器となるでしょう。 飲用温度帯としては10度を超えないくらいで、ピンとしたハリが弛まないように。バイオリンの弦のハリの様な印象を保って、その音色が寄り添うように。

ペアリング

鮮度の良い魚介類を和と洋の垣根を越えて

鮮度の良い稚鰤(わらさ)、平政の刺身を、煎り酒に山椒で。または、オリーブオイルと岩塩で。
赤身ならば、本鮪も。中トロにわさびをつけて、こちらも岩塩で。匂い立つ焼き海苔を添えても。
焼き物ならば鯛の塩焼き。削り柚子と。 フレッシュなシェーブルチーズに爽やかなミントか、木の芽を添えて。
洋食ならば鱸(スズキ)のポワレに、出汁と柑橘を合わせたスープで。

おすすめ料理

鮮度の良い魚介類

蔵人からのコメント

蔵人からのコメント

[ 閃光(せんこう) ]

それは、青く揺らめく庄内の海を、軽やかに駆ける光。
寄り添っては、去っていく光。

高精白の日本酒は
香りが派手で飲み疲れしやすく
甘味が強いため お食事と合わせにくい。
精米歩合18%ながら食中酒として設計された閃光(せんこう)は
そのような誤解を解くために醸したお酒でもあります。

冷涼な地域でその個性を発揮する原料米〔美山錦〕は、
当蔵が得意とする酒米の一つです。
契約農家の方が丹精込めて育てた庄内産「美山錦」を
蔵人の手によって、柔らかくも芯のある味わいに仕上げ
高精白でしか生み出せない辛口を目指しました。

閃光のごとく 膨らみもありながら一瞬で消える儚い余韻を
ぜひお料理と一緒にお楽しみください。

閃光(せんこう)がお供する、大切な人とのお食事が
いつまでも記憶に残ることを祈って。

楯の川酒造六代目蔵元 佐藤淳平

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楯の川酒造の真骨頂 “磨き” が生む透明感をご体感ください

楯の川酒造の真骨頂
“磨き” が生む透明感をご体感ください

楯の川酒造では、よりよい酒造りを追求し、
日本酒造りにおける更に高い次元を目指すため、高精白に注力してきました。
綺麗で繊細で良い酒を造るためには、より磨いた方がいい。
その信念に基づき、より美しく
より澄み切った酒を目指していきます。

純米大吟醸

何故、磨くのか?

最低でも玄米を半分(=精米歩合50%)まで精米することで、『純米大吟醸』の規格を名乗ることができますが、
楯の川酒造では、33%、28%、18%、8%、7%、1%と『純米大吟醸』のカテゴリーの中でも更に磨いた原料米を使用しています。

何故、そこまで磨くのか?

ひとつめは、米を磨けば磨くほど日本酒の雑味となる成分が少なくなり、米本来の個性を活かした酒造りをすることができるということ。
ふたつめは、国内の米の消費量が落ち込む中、高精米の日本酒を造っていくことで、米の消費拡大の一助になると信じているからです。

「精米歩合だけがいいお酒の基準ではない」という声もありますが、
綺麗で繊細な味わいの日本酒を製造するためには、精米歩合のパーセンテージは低ければ低いほど良いと確信しています。
なお、精米の過程で出た米ぬかは、米油や米菓などの原料として余すところなく有効活用しています。