【残り2本】楯野川 純米大吟醸 涅槃 黒 2020 720ml

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ライスヴィンテージ
熟成という新たな境地へ

【 取り扱い店舗限定商品 】

 

楯の川酒造が提案する「熟成」をテーマにした新しいブランドです。

米を磨き上げたその先に見える景色、酒米の個性が際立つ深い味わい、一切の雑味を感じない美しい熟成「ヴィンテージ」という価値を追求した一本です。

庄内地方が誇る幻の酒米「惣兵衛早生」。2020年に収穫された酒米で醸造し、適切な温度管理と瓶内熟成を経た酒は、新酒や生酒の若々しい印象とは趣の異なる落ち着いた香りと味わいを愉しめる極上の一杯に仕上がっています。

味わい特徴

控え目に香る穏やかな吟醸香、透明感のあるクリアな味わい、ほどよいボリューム。
綺麗さの中にしっかりとした芳醇さを併せ持ち、しなやかな酸味によりスッと消えていきます。

商品情報

商品情報

原料米
惣兵衛早生100%
精米歩合
18%
使用酵母
蔵付酵母
日本酒度
-2
酸度
1.5
アミノ酸度
1.0
アルコール度数
15度
内容量
720ml

味わいマップ

香り
穏やか
華やか
甘辛
甘口
辛口
濃淡
芳醇
淡麗
酸味
酸低
酸高

おすすめの温度

  • 冷酒
  • 常温

ストーリー

涅槃 - 新たな価値の創造 ―

日本酒に「熟成」という価値を

鮮度や生酒への信頼が厚い日本酒ですが、適切な冷蔵貯蔵と瓶内熟成を経た日本酒には、若い酒では得られない魅力と深い味わいがあります。

その素晴らしさを伝えていくことは、日本酒の新たな未来を切り開くことに繋がると考え、「涅槃」というブランドを立ち上げました。

楯の川酒造らしい高精白ならではの完成度と繊細さはそのままに、ヴィンテージという新しい軸を加え、時の流れとともに現れる深みと円やかさ、酒米の個性と経年変化を愉しめる逸品となりました。

幻の在来酒米「惣兵衛早生」

希少な酒米を18%精米、熟成へ

"幻の酒米"と称される「亀の尾(かめのお)」は、惣兵衛早生から選出された品種ですが、 現在では、その惣兵衛早生は、亀の尾以上に希少な存在となっている山形県庄内地方の在来品種です。
収量も少なく決して効率が良いとはいえない酒米ですが、素晴らしいポテンシャルを誇ります。この希少な酒米を酒造りに用いているのは世界中で楯の川酒造だけです。

花のような優しく落ち着いた香りとみずみずしくピュアな甘み、品種改良される前の在来米らしい柔らかで落ち着いた佇まい。
新しく開発された酒米の様な派手さやボリューム感はありませんが、熟成された味わいは、積み重ねられた歴史と奥ゆかしさを感じる味わいに仕上がりました。

涅槃シリーズ 「3つのこだわり」

1:小仕込み設計

涅槃 黒 2020は「光明」「極限」といった超高精白の日本酒と同様に、600kgの小容量タンクで醸造しています。
酵母の僅かな働きを見逃さない、職人の手が行き届く小さなタンクには職人の技術と誇りが濃縮されており、繊細な醸造設計と綿密な管理により酵母の働きが活性化し、より深みのある味わいに仕上がります。

2:ライスヴィンテージ

熟成の起点となるのは「ライスヴィンテージ」。
2020年産の惣兵衛早生は、猛暑に見舞われたこともありやや硬質な仕上がりに。

固い米は溶けにくく甘さや味わいが薄くなりやすいですが、米麹を作る製麹の工程で、酵素の力が高く米をしっかりと溶かすことができる米麹をつくることで、熟成に適した味わいに幅のある酒に仕上がりました。
その年その年の酒米の状態に合わせ、最大限の味わいを引き出すための技術が、楯の川酒造にはあります。

3:高精白×熟成

適切な冷蔵貯蔵と瓶内熟成により、日本酒の味わいは変化していきます。
日本酒の概念を変えてしまうほどの魅力を与えてくれる「熟成」という新しい技術。1年前はどんな味わいだったか、1年先はどんな味わいになるか、そんなことを想像しながらお楽しみいただきたい1本です。

テイスターのご紹介

湯島天神下 すし初山内祐治 氏

江戸前のお仕事とお酒との融合を実践する、湯島天神下 すし初の四代目、山内祐治氏。

山内氏は、J.S.A.sakediploma コンクールの初代優勝者であり、アカデミー・デュ・ヴァンにてSake Diploma講師を務められています。

テイスティング

外観と香り

栓を開けるとほのかに漂う柔らかくも膨らみのある香り。グラスへ流れ出る液体も滑らかさを感じさせる印象。透明な、というよりは仄かに色味を感じさせます。

それは染める前の絹糸の様なきめの細かさを持った生成り色。温度が持ち上がるにつれ、清らかさにふくらみを纏った香りが顔を出します。黄色い花や、大振りの白い花、枝振りの良い梅、そして熟したその実の香りと共に、炊き立てで粒の立ったご飯の印象やセミドライの月桂樹も感じさせます。清らかで、深い、日本で産まれた酒であることを訴えかけるような風合いです。

味わい

温度を戻しつつ味わってみるとアタックの清らかさと滑らかさから程なくしてふくらみをたたえた味の芯が顔を見せます。滑(すべ)らかでふっくらとした赤ちゃんのほっぺを感じさせ、きめ細かくやわらかなお米らしさがその後を優しく包み込みます。
余韻はどこまでも綺麗でいながら、どこか優雅さをたたえ、中盤の熱をリフレインするかの様に杯を重ねたくなります。

二口三口と杯を重ねる毎に重なり合っていく満足感。きっとその頃にはその身に迷いや煩悶はなく、安らぎの境地、「涅槃」へとその身を誘ってくれることでしょう。

シーンのご提案

飲用シーン

  • 落ち着いた時間に。少し照明を落として。ミュートトランペットの風合い。穏やかな時の流れを感じさせるような空間と共に。

    食事のタイミングであれば、中盤から後半、普段なら赤ワインを迷う時間にこそ。

望ましいグラスと温度帯

  • 香りを楽しむため、ふくらみと深さのある卵型のグラスでももちろん素晴らしいですが、味わいに特化するのならここはあえて別なグラスのご提案も。

    大ぶりで横長、飲み口の口径が大きいタイプのグラスを使って、ふくらみを感じさせる10度以上の温度で。

    丁寧に土鍋で炊いたご飯の清らかさと、楚々とした果実の風味が綾をなすように繋がってゆきます。

ペアリング

味わい深い食材に寄り添う

和食ならば脂の乗った刺身や、丁寧に作られた牛テール肉の煮物。
日本酒と塩で炊いた鯛、穴子の天ぷらを、塩で。

または日本の野菜を用いた油脂穏やかなイタリアン、フレンチなど。
国産のナチュラルチーズとの相性も。
二日目以降も、変わらぬ風合いを保ち、味わい深い食材に寄り添いその良さを相乗効果で膨らませます。

おすすめ料理

穴子の天ぷらミモレットチーズ、チーズの盛り合わせ

蔵人からのコメント

蔵人からのコメント

山形県庄内地域で発見された亀の尾。その親にあたる惣兵衛早生を、100年の時を超えて復活させました。

現代の技術で精米歩合18%まで磨き上げることで、米本来の素朴で奥行きのある味を引き出すことができました。

まずは開栓後の味をダイレクトに、そして少し時間を置くことで奥行きが生まれ、惣兵衛早生のポテンシャルを感じられるようになります。
時を超える体験を涅槃でお楽しみください。

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楯の川酒造の真骨頂 “磨き” が生む透明感をご体感ください

楯の川酒造の真骨頂
“磨き” が生む透明感をご体感ください

楯の川酒造では、よりよい酒造りを追求し、
日本酒造りにおける更に高い次元を目指すため、高精白に注力してきました。
綺麗で繊細で良い酒を造るためには、より磨いた方がいい。
その信念に基づき、より美しく
より澄み切った酒を目指していきます。

純米大吟醸

何故、磨くのか?

最低でも玄米を半分(=精米歩合50%)まで精米することで、『純米大吟醸』の規格を名乗ることができますが、
楯の川酒造では、33%、28%、18%、8%、7%、1%と『純米大吟醸』のカテゴリーの中でも更に磨いた原料米を使用しています。

何故、そこまで磨くのか?

ひとつめは、米を磨けば磨くほど日本酒の雑味となる成分が少なくなり、米本来の個性を活かした酒造りをすることができるということ。
ふたつめは、国内の米の消費量が落ち込む中、高精米の日本酒を造っていくことで、米の消費拡大の一助になると信じているからです。

「精米歩合だけがいいお酒の基準ではない」という声もありますが、
綺麗で繊細な味わいの日本酒を製造するためには、精米歩合のパーセンテージは低ければ低いほど良いと確信しています。
なお、精米の過程で出た米ぬかは、米油や米菓などの原料として余すところなく有効活用しています。