日本酒

カテゴリーで選ぶ

何故、純米大吟醸酒なのか?

高度な技術を必要とし、通常よりも時間や手間暇をかけて造る、
日本酒の最高カテゴリーである『純米大吟醸』に特化した理由は大きく2つです。

01.分かりやすさ
日本酒は原材料や精米歩合、製造方法によって「本醸造・純米、吟醸・大吟醸」等、8種類のカテゴリーに分類されますが、このカテゴリー分けが非常に複雑で、日本酒を難しく感じさせてしまう要因のひとつではないでしょうか?
そこで、私たちは『純米大吟醸』に特化することで、シンプルさを訴求し、より多くの人に気軽に日本酒を楽しんで頂きたいと考えています。
さらに、季節感や蔵の臨場感が感じられるような商品群で、様々なバリエーションの純米大吟醸をご提案しています。
02.品質重視
『純米大吟醸』に特化して製造することで、より品質の向上を目指せると考えています。他のカテゴリーが劣っているとは思いませんが、私たちは最高カテゴリーの日本酒を常に最高の品質でお届けすることを目指しています。

蔵元のコメント

綺麗で繊細で良い酒を造るためには、精米歩合のパーセンテージは低い方、より磨いた方がいい。それは、自分に言わせれば山登りと同じ感覚だ。3合目と5合目でも見える景色は全然違うし、澄んだ空気の中、下界を見おろすには高いところまで登った方が綺麗に見えて気持ちいい。それと同じ感覚なのだ。綺麗なお酒を楽しむためには、精米歩合の階段も上へ上へと、登らなくてはならない。そのように私は確信している。

六代目蔵元佐藤淳平

原料米へのこだわり

山形県オリジナルの酒米である「出羽燦々」「美山錦」「雪女神」の他、庄内の在来品種である「亀の尾」や「惣兵衛早生」等を地元契約農家さんに栽培していただいています。
顔の見える生産者から原料米を調達することはもちろんのこと、その栽培方法も「特別栽培」か「有機栽培」以上での生産を依頼しており、米と米麹、麹菌と酵母、そして水から造る、「限りなく純粋に近い日本酒」を追求しています。
酒米の王様である「山田錦」においても兵庫県で契約栽培が開始しており、将来的には全量契約栽培米による醸造、そして全量特別栽培米以上の栽培を目指しています。

自家精米へのこだわり

精米を外部業者に依頼する酒蔵が多い中で、私たちは1990年代から自家精米を行ってきました。それは、精米を「良い酒造りの第一歩」と捉えているからです。
楯の川酒造では、契約農家さんが栽培した原料米を自社で等級検査を行い、栽培年や酒米の品種の特徴を各農家さんごとに把握しています。

そして、農家さんごとに管理して、精米を行っています。なぜなら、同じ品種の酒米であっても育った土壌が異なれば、性質が微妙に変わってくるからです。各農家さんの米の特徴を把握することで、酒造りの工程で起きうるブレを最小限に抑え、高品質の日本酒造りへと繋げています。